玄米を精白したのが白米
玄米は、籾米(もみごめ)から籾殻(もみがら)だけを取り除いたお米です。玄米からさらに糠(ぬか)と胚芽(はいが)を取り除き、胚乳(はいにゅう)のみにしたお米が白米になります。玄米、三分つき米、五分つき米、七分つき米、胚芽米、白米の順に精白度合いが大きくなりますが、精白がすすむにつれてビタミンやミネラル、食物繊維などの体に良い成分が失われてしまいます。お米を玄米のまま食べることで、栄養バランスの優れた健康的な食事ができます。
玄米の食物繊維は白米の8倍
玄米が白米ともっとも異なるのが食物繊維の量です。玄米は、白米と比べると約8倍もの食物繊維を含んでいます。食物繊維は、便秘を解消すると同時に、体内の余分なコレステロールや糖分、発ガン物質などの有害物質を排出してくれます。そのため、癌や生活習慣病の予防、またダイエットにも効果的です。ただし、玄米は白米よりも消化に時間がかかりますので、よく噛んで食べる必要があります。